ネパール大地震発生から3 年: 大震災後のメンタルヘルスと心のケア

今日でネパール大地震発生から 3 年目になりました。2015 年に起こった地震のあとネパールではいろいろな課題が出ています。メンタルヘルスの課題もその一つです。WHO 2012レポートによれば、ネパール人の3割の人が様々なメンタルヘルスの問題と関わっています。これは地震前のデータです。ネパールでのメンタルヘルスの問題は、1996-2006年まであった内乱(マオイスト問題)とも関係しています。

rjlVrVG               (Source- Lancet , Fig: Himal Khaber.com)

地震後のネパールでおこなった研究をみると、メンタルと心理社会的な問題が増えていることが見られます。ネパールのNPOTPOとネパール赤十字社の研究によると、ネパールの地震被災地ラスワ、ヌワコット、マクワンプールでは、地震後1年半の間、40%の人々がうつ病や不安に悩まされていました。 他の22%は、自殺思考を持ち、四半期間も激しく飲酒していたと答えています。

2-3.jpg                       Source: himalkhabar.com

ネパールでは今もなお自殺が増えています。ネパール警察庁は全体的自殺増加を報告していますが、カトマンズでは地震後40%も自殺が増えています。

ネパールで利用可能なメンタルヘルスサービスは非常に限られています。日常生活も多くの場所で困難を生じています。そこでこの問題を乗り切って、どうやってネパールの復興に向かっていくが大きな課題です。

 

4月25日にネパールを中心に発生した大地震による甚大な被害に対し、心よりお見舞い申し上げます。

 

ビゼイゲワリ

臨床心理士

                                                 bijay1019@gmail.com

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